はじめに
韓国は日本から近くてアクセスしやすい国であり、観光やビジネスで訪れる人も多いです。その際に利用することが多いのが韓国の鉄道です。本記事では、韓国の鉄道について、特にKTXとムグンファ号の違いやそれぞれの乗り方について解説していきます。乗車券の購入方法や乗り放題パスなどの詳細も紹介しますので、韓国旅行を計画している方はぜひ参考にしてください。
KTXとムグンファ号の違い
KTX（高速鉄道）
韓国の高速鉄道であるKTXは、最高時速約300kmで走行し、ソウルと釜山などの主要都市間を結びます。特室と普通室があり、快適な車内で移動できます。また、乗り放題パス（KORAIL PASS）を購入することで、さらにお得に利用することが可能です。
座席予約も可能で、ネット予約を通じて購入ができるため、旅行前に予め席を確保することができます。一部の列車ではスナックバーが設置されており、飲み物やおつまみなどを購入できます。
ムグンファ号（在来鉄道）
ムグンファ号は日本の急行や快速列車に相当する列車で、ディーゼル機関車が客車をけん引するタイプの列車もあります。KTXと比較すると所要時間が長くなりますが、運賃が安く、レトロな旅を楽しむことができます。
韓国の鉄道乗車券はネット予約で購入でき、座席予約も可能です。また、乗り放題パス（KORAIL PASS）を購入することで、さらにお得に利用することができます。
乗車券の購入方法
ネット予約
韓国の鉄道乗車券はネット予約で購入ができます。韓国鉄道公社のウェブサイトから希望する列車の詳細を選択し、座席を予約することができます。支払いはクレジットカードで行われ、予約後にチケットが発行されます。
予約したチケットは駅の自動発券機で受け取ることができます。受け取りの際には予約番号やパスポートを持参してください。また、予約の変更やキャンセルもウェブサイトから行うことができます。
窓口での購入
韓国の鉄道乗車券は駅の窓口でも購入することができます。ソウル駅や釜山駅などの大きな駅では日本語が話せる係員もいるため、言葉の心配はありません。
窓口で購入するには、行き先や乗車予定の時間帯を伝え、希望の座席タイプを指定します。切符の代金は現金またはクレジットカードで支払うことができます。
KORAIL PASSとは？
利用条件
KORAIL PASSは、韓国の鉄道乗車券であるKORAIL（韓国鉄道公社）が発行する外国人専用の乗り放題パスです。KTXや在来線、観光列車、通勤列車などを自由に利用できるため、韓国旅行をプランニングし、様々な場所を訪れる場合に便利です。
KORAIL PASSは、大人1名を対象にした個人用デイリーパス、大人2~5名まで利用できるグループ用デイリーパス、青少年専用のデイリーパスの3種類があります。また、連続的な利用とフレキシブルな利用が選べるので、旅行スタイルに合わせて選ぶことができます。
購入方法
KORAIL PASSは、韓国鉄道公社のウェブサイトを通じてオンラインで事前購入することができます。購入時には希望するパスタイプや利用期間を選択し、支払いを行います。発券にはパスポート番号が必要です。
また、現地でもパスの購入が可能で、韓国の主要な駅や旅行代理店で購入することができます。ただし、場合によっては在庫が確保されていないことがあるため、事前予約がおすすめです。
韓国の鉄道を利用する際の注意点
左側通行に注意
韓国の鉄道は左側通行であり、日本と同じ幅の線路を使用しています。そのため、乗降時やホームでの待ち時間に注意が必要です。また、KTXが在来線に乗り入れることも簡単であるため、時刻表をよく確認しましょう。
車内では、他の人に迷惑をかけないように、ゴミや荷物は必ず持ち帰りましょう。また、韓国の鉄道は完全禁煙であり、喫煙が禁止されているため、喫煙者は注意が必要です。
列車内でのマナー
韓国の鉄道では、他の乗客への迷惑行為が禁止されています。特にスマートフォンや音楽プレーヤーを利用する際には、ヘッドフォンやイヤホンを使用し、他の乗客に迷惑をかけないようにしましょう。また、大声で話すのもマナー違反とされていますので、注意が必要です。
車内での飲食は許可されていますが、匂いの強い食べ物や飲み物は遠慮したほうが良いでしょう。滞在中に現地の食文化を楽しみたいという方は、車内に設置されているスナックバーを利用することがおすすめです。
まとめ
本記事では、韓国のKTXとムグンファ号について解説しました。また、乗車券の購入方法やKORAIL PASSの利用方法、韓国の鉄道を利用する際の注意点も紹介しました。韓国の鉄道は非常に便利で快適なため、韓国旅行を計画している方はぜひ利用してみてください。日本とは異なる景観や韓国の文化を楽しみながら、素晴らしい旅行にしてください。
